世界的トランぺッターの日野皓正が、8月20日に「 世田谷パブリックシアター」で行われた『日野皓正 presents “Jazz for Kids”』
4カ月にわたって中学生のビッグバンドを指導した後、1夜限りで夢の共演を果たすという企画のコンサートで日野皓正が共演者であるドラムの中学生の髪を引っ張り往復ビンタをしたという衝撃的なスクープを週刊文春と週刊新潮から報じられ大きな話題となっています。
世界的トランぺッターが中学生に暴力を振るうとは、一体何があったのでしょう?理由や真相についてまとめています。
日野皓正の中学生に往復ビンタについて
sankei.com
名 前:日野皓正(ひの てるまさ)
生年月日:1942年10月25日
年 齢:74歳
出身地:東京都
最終学歴:日本ジャズ学校
職 業:ジャズ・トランペット(コルネット)奏者
居住地:アメリカ・ニューヨーク在住
問題の『日野皓正 presents “Jazz for Kids”』でのドラムの中学生への往復ビンタについては、動画も上がっており
日野皓正がドラムの中学生の背後に回り込みドラムのスティックを取り上げスティックを放り投げますが、ドラムの中学生は手でドラムを叩き続けています。
その後、日野皓正がドラムの中学生の髪を引っ張り往復ビンタ!そして「なんだ、その顔は!」と罵倒。
最初は観客も何かサプライズ的な演出だと笑い声が上がっていたそうですが、これらのことで演出ではないことに気づいたそうです。
日野皓正がドラムの中学生をビンタした理由は何なのでしょう?
日野皓正の中学生にビンタした理由はドラムのソロパートが原因
日野皓正がドラムの中学生をビンタした理由については、
〈ソロパートでなかなか演奏を止めなかった子どもに対して、コンサートの進行に支障が出ると日野氏が判断し、演奏を中断させるということがありました。その際にとった行為につきましては、教育委員会としましても、行過ぎた指導であったと捉えております〉
※ソロパートでなかなか演奏を止めなかった子どもというのがビンタされたドラムの中学生
事実関係をほぼ認めた上で教育委員会がコメントしており、ドラムのソロパートが原因だったとのこと。
簡単に流れをまとめると
・中学生が自分勝手にドラムソロを終わらせない
・日野皓正ががスティック奪って捨ててドラム叩くのをやめさせる
・観客は演出かと思って笑う
・日野皓正が戻ろうとするとなぜか手でドラムを叩き続ける中学生
・日野皓正の毛を掴んで髪を引っ張り周りを指し示し注意?説教 ?
・中学生がそれでもドラムを叩こうとしもう1回叩く
・日野皓正がドラムの中学生に往復ビンタしてやめさせる
・ドラムの中学生が日野皓正を睨み「なんだその顔は」と言われる
というのがこの騒動の大まかな流れ。
観客からコンサートの様子も判明
『日野皓正 presents “Jazz for Kids”』を観に来ていた観客がコンサートの様子をツイートしており
この曲の指揮者は日野で、最初は指示を出していたが、子供たちが自発的にソロをまわしだしたので、袖でニコニコと見守っていた。ピアノや数台のドラムセットは席を譲り合いながらソロが続いた。ドラムの子が退場した後、まだソロを取っていない子供たちが順番にソロをとり観客の拍手を受けていた。 https://t.co/Dv1TDmazpZ
— kura (@kura89780165) 2017年8月30日
日野皓正ビンタ演奏会を見ていた感想。例のドラムソロを最初は見ていたメンバーも段々困惑した様子になる。ドラムの子が片手で参加しろと煽り、それぞれ音を出して参加、大音量フリージャズ状態で盛り上がるが収拾着地出来ず。メンバーは演奏を止めた。でもドラムソロを叩き続ける。で、日野止めに入る
— kura (@kura89780165) 2017年8月30日
日野皓正のコンサートを見ていた感想。日野も勿論悪いが、フィナーレで子供たち数十人がソロを8小節16小節阿吽の呼吸でまわし順番にスポットライトを浴びていた。ドラムがどうなってるのと心配になるほど延々ソロを続けた。日野がステックを取り上げたが、手でドラムを叩き続け日野さんを睨みつける
— kura (@kura89780165) 2017年8月30日
日野皓正ビンタ演奏会を実際見ていた感想。子供たちが自主的に短い持ち時間でソロしてを回している中で、ドラムが信じられない長時間延々とソロを続けた。日野がスティクを取り上げて離れようとしたら、彼は素手で叩き続けた。日野が「みんなにもまわせ!」と身振りも交えて言ったが無視して睨みつけた
— kura (@kura89780165) 2017年8月30日
ドラムの中学生が自身のドラムパートのソロで他のメンバーも自身とセッションするように煽ったり、自分勝手に演奏し続け収集がつかなくなった事が原因で、止めに入った日野皓正の指示にも従う様子がなかったことがビンタされた理由のようです。
きっとドラムの中学生も沢山の観客の前での演奏に興奮していたのでしょうね。
日野皓正が中学生をビンタしたことについての反応
日野皓正がドラムの中学生をビンタした件については、ネット上でも意見は分かれており非難する意見もありますが、この件の流れを理解している人達からは
ふてくされた反抗的な中学生をその場で素早く制止するためには仕方がないとしか。あとは裏でみっちり叱ってやるべき。日野皓正氏は何も悪いことはしてない
— smkyto (@smkyto) 2017年8月30日
日野皓正さん、他の方法があったかも知れないが、ステージで演奏することの意味やバンドの協調性が大切なことは、演奏メンバー全員に深く伝わったと思うわ。みんな立派なミュージシャンになるはず。
— ふじ (@fuji_Saku2525) 2017年8月30日
日野皓正は全然悪くない
これはさすがに言っておきたい
もう一度言う
日野皓正は全く悪くない
むしろ好人物— 漣 (@Ren20000804) 2017年8月30日
日野皓正氏のビンタの件は「指導」「指導者」「中学生」って書いてあるからボヤけるけど、同じ舞台に立ってる演者が勝手に演目を台無しにする奇行を始めて制止しても止めないから別の演者(座長)がぶん殴ってでも止めさせた、って考えたらすごく当然で普通の行動ですよね
— ぬえふくろう (@Nuefukurou) 2017年8月30日
と日野皓正は悪くないという意見も多いです。
それに、このコンサートは中学生とのコラボという企画とはいえ『日野皓正 presents “Jazz for Kids”』 は
料金全席指定 で「一般おとな 4,500円 」「4歳~高校生 2,250円」という安くない金額の料金が要りますし。
暴力を振るったのはたしかに良い事ではありませんが、相手がまだ中学生だったということが問題で騒がれているだけで共演している他のメンバーや観客のことを考えると当然のことかもしれません...
それにビンタされた中学生の保護者とは和解しているようで
注意を受けたお子さんの保護者からも『日野さんには感謝している。やめてほしくない』とも伺っている」
とのこと。
教育者が手を挙げることは理由はどうであれ問題になる現代社会ですから指導する立場の人からすると色々と難しい時代かもしれないですね。